20代OLの好きなこと日記

ゆる〜い日記です

お正月とは?

正月とは本来、その年の豊穣を司る年神様をお迎えする行事であり、1月の別名です。
現在は1月1日から1月3日までを三が日、
1月7日までを松の内と呼び、この期間を正月と言っています。
(地方によっては1月20日までお正月とすることもあります。)
歳神とは1年の初めにやってきて、その年の作物が豊かに実ように、また家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様です。正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、全て年神様を心から歓迎するための準備です。
■門松🎍
門松を立てる日も選びます。29日に立てるのを「苦立て」、31日に立てるのを「一夜飾り」といって避ける風習があります。一夜飾りを避ける理由は、直前に飾るのは誠意に欠け失礼に当たり、また葬式の一夜飾りに通じるのでよくないからと考えられています。

なお昔は日没が1日の終わりで、新年行事の始まりを日没としていたので、大晦日には年神様が来訪するとも考えられていました。そのため門松を立てるのは28日ごろが良いと言われています。門松を飾っておく期間=歳上様がいらっしゃる期間となるのでこれを松の内といい、年始の挨拶や年賀状のやりとり初詣をするのも「松の内」とされています。

■しめ縄

注連縄も門松と同様、歳神様を迎えるために飾り付けられるものです。ここは歳神様をお迎えする神聖な場所と言う意味で、神棚、玄関、床の間などに注連縄を張ったり注連飾りを飾ったりします。

縁起の良い飾り物をたくさんつけた注連飾りや輪飾りなどがよく使われています。

ウラジロ(清廉潔白、長寿)やユズリハ(子孫繁栄)、ダイダイ(家運隆盛)など、縁起の良いものがあしらわれています。

おせち料理

おせちとは節介、御節供の略で、暦上の節句のことを指します。その際に食べる料理、お供えする料理をおせち料理と呼んだため、現在では節句の1番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われています。おせち料理はめでたさを重ねると言う意味で縁起を担ぎ重箱に詰めて出されます。

地方や家族ごとに重箱の中身は様々です。おせち料理を食べるのは神様へ供えたご馳走をみんなでいただく意味と神を迎える間は煮炊きをするのを慎むと言うことから来ています。

基本は4段重ねで、
上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重と呼びます。最も代表的な詰め方は

一の重→黒豆、数の子、田作(ごまめ)などの祝い肴

二の重→伊達巻やきんとんのような甘いもの中心

三の重→魚やエビの焼き物など海の幸

与の重→野菜類の煮物等の山の幸

またおせち料理に詰められる料理にはそれぞれちゃんと意味が込められています。
黒豆→一年中まめに働き、まめに暮らせるようにとの願いが込められています。

数の子→たくさんの卵があると言うところから子孫繁栄の願いが込められています。

田作り→稲の豊作を願う気持ち、五穀豊穣の願いが込められています。

海老→腰が曲がるまで丈夫と言う長寿の願いが込められ、エビの赤色は魔除けの色とも言われています。

昆布巻き→「よろこぶ」と言うごろ合わせから祝の儀には欠かせない食材です。

きんとん→「金団」と書き、その色から財産、富を得る縁起物とされています。

紅白なます→紅白のおめでたい色は水引を表し、紅白の組み合わせは平和を願う縁起物です。

 

■祝い箸

おせち料理を食べるための祝い箸には、家族の名前がそれぞれのお箸袋に書かれています。それを大晦日に神棚に備えておき、元旦から使い始めると言うのが昔からの風習です。祝い箸は先端先が細く作られていますが取り分けるためではなく端端から神様が使う側とされています。神様と共に食事をすることで、神のご加護を受け、喜びを分かち合うと言うのが、祝い箸を使う最大の理由です。